【ComfyUI】Animaの使い方|LLLite対応のワークフローまで紹介

Anima LLLiteのインペイントでエルフの顔を笑顔に変更した比較

Animaは、アニメやイラストに特化した画像生成モデルです。

ComfyUIには通常のText to Imageに加えて、ControlNet-LLLiteで線や深度、マスクを使って生成をコントロールできる公式ワークフローもあります。

この記事では、BaseとPreviewの2つと、LLLite対応の3つを合わせた5つのワークフローの使い方について紹介します。

Animaとは?

Animaは、CircleStone LabsとComfy Orgが共同で開発した20億パラメータのText to Imageモデルです。

アニメのコンセプトやキャラクター、画風を中心に、アニメ以外のイラスト調の画像も幅広く生成可能。

学習には数百万枚のアニメ画像と約80万枚のアニメ以外のアート画像を使っていて、合成データは使っていません。

ベースになっているのは、NVIDIAのCosmos-Predict2-2B-Text2Imageです。

写実的な画像は意図的に対象外にしていて、イラストやアート寄りの画像づくりに向いています。

ただCivitaiなどには、実写モデルがいくつか公開されています。

主な特徴

  • アニメのキャラクター・画風・コンセプトが得意で、アニメ以外のイラスト調の画像も生成できる
  • Danbooru形式のタグ、自然言語、その両方を混ぜたプロンプトで学習している
  • アニメ学習データのナレッジカットオフは2025年9月
  • 自由度の高いBase、画風を整えたAesthetic、高速生成向けのTurboがある
  • 写実表現と長い文字の描画は苦手
circlestone-labs/Anima · Hugging Face
We’re on a journey to advance and democratize artificial intelligence through open source and open science.

ライセンス

Animaのモデル本体は、CircleStone Labs Non-Commercial Licenseで公開されています。

モデルと派生モデルは、非商用の用途でのみ使えるライセンスです。

生成した画像(出力)の利用は商用利用可とされています。

またAnimaはCosmos-Predict2-2B-Text2Imageの派生モデルにあたるため、派生モデルに関わる範囲でNVIDIA Open Model License Agreementも適用されるようです。

ライセンスについては別記事でまとめてるので、詳細はこちらでご確認ください。

Animaのライセンスは商用利用OK?調べてまとめてみた(変更履歴つき)
画像生成AI「Anima」のライセンス(CircleStone Labs Non-Commercial License v1.2)で、生成画像の商用利用やモデル本体・派生モデルの扱いが結局どこまでOKなのかを調べてまとめました。v1.0からv1.2までの変更点も整理しています。

ComfyUIのインストール

ComfyUIをまだインストールしていない方は、こちらを参考にしてみてください。

【ComfyUI】の使い方・始め方まとめ|インストールから基本操作・カスタムノードまで
ComfyUIを始めたいけど、インストール方法がいくつかあってどれを選べばいいか迷う、という方は多いと思います。この記事では、ComfyUIの導入方法の違いと選び方、そして基本的な使い方の入口をまとめて紹介します。各トピックの詳しい手順は、…

必要なモデルのダウンロードと配置

基本は拡散モデル・テキストエンコーダー・VAEだけあれば画像生成は可能です。

拡散モデルはpreviewが先行版、Baseの方が正式モデルとなっていますが、好きな方で構いません。

高速化やLLLiteを使いたい場合は、用途に応じて必要なファイルをダウンロードしてください。

種類ファイル名配置先
テキストエンコーダーqwen_3_06b_base.safetensorsComfyUI/models/text_encoders
VAEqwen_image_vae.safetensorsComfyUI/models/vae
拡散モデルanima-base-v1.0.safetensorsComfyUI/models/diffusion_models
拡散モデルanima-preview3-base.safetensorsComfyUI/models/diffusion_models
LoRAanima-turbo-lora-v0.2.safetensorsComfyUI/models/loras
LLLiteanima-lllite-any-test-like-v2.safetensorsComfyUI/models/model_patches
LLLiteanima-lllite-depth-1.safetensorsComfyUI/models/model_patches
LLLitedepth_anything_3_mono_large.safetensorsComfyUI/models/geometry_estimation
LLLiteanima-lllite-inpainting-v2.safetensorsComfyUI/models/model_patches
 ComfyUI/
└──  models/
    ├──  text_encoders/
    │   └── qwen_3_06b_base.safetensors
    ├──  vae/
    │   └── qwen_image_vae.safetensors
    ├──  diffusion_models/
    │   ├── anima-base-v1.0.safetensors
    │   └── anima-preview3-base.safetensors
    ├──  loras/
    │   └── anima-turbo-lora-v0.2.safetensors
    ├──  model_patches/
    │   ├── anima-lllite-any-test-like-v2.safetensors
    │   ├── anima-lllite-depth-1.safetensors
    │   └── anima-lllite-inpainting-v2.safetensors
    └──  geometry_estimation/
        └── depth_anything_3_mono_large.safetensors
circlestone-labs/Anima · Hugging Face
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ワークフローの読み込み

Animaの公式ワークフローは5つあります。

ComfyUIの左上メニュー→Browse Templatesからも選べます。

ComfyUIのテンプレート一覧に表示されたAnima BaseとPreviewのワークフロー

Anima Baseで画像を生成する

Text to Image (Anima Base v1.0)のサブグラフで、モデルをセットします。

Anima Baseのモデル選択とTurbo LoRAの設定欄

高速化したい場合はturbo_modeをONにして、LoRAもセットしてください。

入力欄に生成したいPromptを入力します。

上がpositive、下がnegativeです。

danbooruタグと自然言語両方使えます。

Anima Baseのポジティブ・ネガティブプロンプト入力欄

Resolution Selectorで解像度、アスペクト比などを指定できます。

Resolution Selectorでアスペクト比1対1、解像度1MPを指定した画面

結果

1MP、1:1、RTX4060Ti VRAM16GB/RAM64GBで約27秒でした。

Anima Baseで生成した紅葉の公園のベンチで読書する女性

同じ設定でTurbo LoRAを使うと約6秒で生成できます。

Turbo LoRAを使ったAnima Baseで生成した紅葉の公園で読書する女性

Anima Previewで画像を生成する

image_anima_previewのworkflowもBaseとほぼ同じです。

Text to Image (Anima)にPromptとモデルをセットします。

Baseと違うのはLoRA設定がない、サブグラフでwidth/heightを入力、サンプラーくらいです。

Anima Previewのプロンプト・画像サイズ・モデルの設定画面

結果

ベースと一緒のstep数(30)で、生成も約27秒と同じでした。

Anima Previewで生成した紅葉の公園のベンチで読書する女性

LLLite Any Controlで参照画像をもとに生成する

image_anima_lllite_any_control_to_imageは参照画像を元に生成できるものです。

Anytestは月須和・那々がリリースしたControlNetの一種で、参照画像から構図を維持したままスタイルを変えたりして生成できるものでした。

それのAnima Verです。

まずLoad Imageに参照する画像を読み込みます。

Any ControlのLoad Imageに黒い服の男性と鳥の参照画像を読み込んだ画面

あとはControl to Image (Anima LLLite)のサブグラフでモデルをセットし、参照画像を元にどう変化させたいかをPromptに入力します。

Turbo使いたい場合はONにしてください。

start_percent、end_percentは生成工程のどこからどこまでLLLiteを適用するか指定できるものです。

Anima LLLite Any Controlのプロンプト・モデル・制御強度・適用期間の設定画面

Nodes 2.0にすると元画像と結果を比較できます。

Compare Imagesで参照画像とAnima LLLiteの生成結果を比較した画面

左上のメニューからONにできます。

ComfyUIのNodes 2.0を有効にするスイッチ

結果

これで実行すると元画像からcannyで輪郭を抽出し、それを元に画像生成ができます。

生成は約29秒でした。

男性と鳥の参照画像、Cannyで抽出した輪郭、森と紫の服に変更した生成結果の比較

ただanytestはCannyを挟まなくても元画像の構図を維持しつつ、柔軟に変化させられるものなので、Cannyはオフにした方が使いやすい気もします。

Detect Edges (Canny)・Invert Image Colorsをバイパス、または削除して生成すると、anytestだけで再生成が可能です。

Cannyなしだと28秒でした。

Cannyを使わずAnima LLLiteで男性の服を紫に、背景を森に変更した比較

もし元画像の構図はざっくり残して、モデルのスタイルやテイストを反映させたい場合は、start_percent、end_percentで制御できます。

SDXL時代で多かったのは最初だけ制御するというやり方です。

end_percentを0.3にして生成すると最初の30%だけanytest込みの生成になるので、あとの70%で構図を維持したままモデルの特徴を反映させることができます。

Anima LLLiteのend_percentを0.3にして生成した男性と鳥の比較

TurboONだと約5秒で生成できますが、若干描写が甘くなります。

Turboを有効にしたAnima LLLite Any Controlの参照画像と生成結果

LLLite Depth Controlで奥行きをもとに生成する

image_anima_lllite_depth_control_to_imageは参照画像からdepthを抽出して、それを元に画像生成ができるものです。

Load Imageで参照画像を読み込んでください。

Depth ControlのLoad Imageに森の中の弓を持つエルフの参照画像を読み込んだ画面

Image Depth Estimation (Depth Anything 3)でモデルをセットします。(一番下)

Depth Anything 3の深度推定モデルと出力設定

あとはControl to Image (Anima LLLite)でもモデルをセットして、生成したいPromptを入力します。

Anima LLLite Depth Controlのプロンプトとモデルの設定画面

結果

depthは参照画像から深度を取るので、Cannyほど輪郭がはっきりしません。

その分、人物の置き換えや背景変更などが柔軟にできます。

生成は約30秒でした。

エルフの参照画像、抽出した深度マップ、鎧姿に変更した生成結果の比較

LLLite Inpaintingで画像の一部を修正する

image_anima_lllite_image_inpaintingは、画像にマスクをかけてその部分だけ修正できるものです。

マスクを塗るPainterがNodes 2.0のノードなので、Nodes 2.0をONにして操作してください。

Load Imageに修正したい画像を読み込みます。

インペイント用のLoad Imageに鎧姿のエルフの画像を読み込んだ画面

Painterで変更したい箇所にマスクを塗ります。ノード下部でブラシなどの設定が可能です。

Painterでエルフの顔にマスクを塗った画面

Control to Image (Anima LLLite )でモデルをセットして、Promptを入力します。

Anima LLLiteインペイントのプロンプトとモデルの設定画面

結果

これで生成するとマスクを塗った部分だけ、指定したPromptで修正できます。

生成は約31秒でした。

Anima LLLiteのインペイントでエルフの顔を笑顔に変更した比較

TurboONだと約5秒で済みますが、やはり若干描写が甘くなる気がします。

Turboを有効にしたAnima LLLiteインペイントの顔の修正前後の比較

まとめ

Anima自体Promptだけでもある程度制御できるモデルなのですが、LLLiteを使うことでより自由な生成ができます。

以前紹介したAnima-LLLite-Regional-Controlnetも領域指定して人物を描き分けたりできるので、漫画やイラスト制作はかなり捗ると思います。

Civitaiなどでファインチューニングされた派生モデルも非常に多く公開されているので、興味ある方は自分に合うモデルを探して生成してみてください。

以上Animaの使い方について紹介しました。

参考になれば幸いです。

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